お米ができるまで

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時期 お米の生長 田んぼの作業
4月初旬

温湯消毒
農薬を使わず、約60度のお湯に浸して殺菌します。

浸種
種籾にたっぷり水分を含ませます。
浸種

催芽
種籾がぷっくりとふくらみ、芽を出す直前になるまで、初夏の温度の部屋に入れます。

 
4月下旬

種まき
播種機という土や種籾を自動で播く機械を使って、1日に約2000枚播きます。
魚沼農耕舎では毎年約14000枚播いています。
播種
播種
出芽器

↓出芽器に入れて蒸気で30℃を保ち、3日間経つと芽が出そろいます。

発芽
発芽

ハウスに並べる
苗箱並べ機を使い、1回にハウス1棟分並べます。並べた後は保温のため2~3日間シートをかぶせます。
苗並べ
苗並べ
苗シート

私たちの田んぼの雪解けは早くて4月下旬。山あいの田んぼになるとGW過ぎてやっと雪が解けます。

5月初旬

温度管理
4月中の魚沼はまだ冷える季節。
寒いときはハウス内にストーブを入れることもあります。また、天気が良くハウス内が暑すぎる場合は、通気のためハウスの窓を開いて、快適な状態に保ちます。
温度管理

耕起
固くなった土を耕していきます。
耕起

代掻き
耕起後、水持ちを良くするために水を入れてかき混ぜドロドロにし、田植えがしやすいように平らにならす作業です。
作業は、耕起と同じトラクターを使いますが、後ろに付ける機械が違います。
代掻き

代掻き

5月中旬

種まきから約1ヵ月後、苗が12㎝程に生長したら、田んぼへ運びます。

田植え
耕起・代掻きが終わった田んぼから順次植えていきます(6月中旬まで)
田植え

農業体験では、昔のように手で植えます。
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田植え後、丈が伸びると同時に、茎の数も増えていきます。

田植えが終わって、あとは実りを待つだけではありません。
夏の暑い日差しの中での作業が、秋の実りに大きく反映されます。

6月中旬

「中干」を行います。
茎の数は増えていきますが、増え過ぎると穂が多くなり過ぎ、栄養が分散され味が劣ってしまいます。
また、穂がつかない茎も出てきてしまいます。

丈もどんどん伸びますが伸びすぎると、早い時期に稲が倒れてしまいます。

これらを防ぐために行うのが「中干」です。

中干
田植え後1か月を目安に、田んぼから一旦水を抜きます。(約2週間。)

溝切り
より水はけを良くするため、溝切機というバイク型の機械を使って、田んぼの中や周囲に溝をつけていきます。
溝切
このV字型の部分で溝をつけていきます。

溝切
エンジンは付いていますが、足で押し進めていきます。暑い中、汗びっしょりになりながら作業します。

6月下旬   中干後の水の管理
中干終了後は、数日間隔で水をためる状態と、水を抜いた状態を繰り返します。
さらに、田んぼに水を入れて、自然と水が無くなったらまた水を入れるという「飽水管理」をしていきます。
7月中旬~

幼穂(ようすい)
茎の中に幼穂と言う1㎜位の穂の赤ちゃんが出来ます。

穂肥
幼穂が出来た時の草丈や茎の数、葉の色を見て、必要なら肥料をまきます。

8月初旬~

出穂(しゅっすい)
穂が茎の中から出始めます。
1枚の田んぼの中で約半数の穂が出る時期を「出穂期」と言います。

お米の花の開花
出穂から5~7日後、晴れた日の午前中2時間程の間に稲は花を咲かせます。
花と言っても花びらはありません。
籾のカバーが開き、雄しべが出てきます。
その花粉が雌しべにつき受粉し、籾のカバーが閉じます。
この時期の籾の中はまだ空洞です。
お米の花

 
8月下旬~ 登熟期
光合成によりデンプンを生産し、籾の中に貯めてお米になっていきます。
稲の丈は80~90㎝。
草取り
稲の間に生える、ヒエやクサネムを手作業で取り除きます。
機械は使えないので、大人数で田んぼに入り、稲に混ざって刈り取らないよう、丁寧に取っていきます。
9月中旬

成熟期
緑色だった穂が黄金色に変わり、お米が十分に実ると穂先が垂れてきます。
稲の丈は約1mにまで生長します。

稲刈り
コンバインで稲刈りをします。
雨の日は籾がくっつき刈り取りが出来ないので、「明日雨が降るかもしれない」と言う日は遅くまで刈取をすることもあります。
稲刈り

農業体験では、昔のように鎌で刈取り、束ねて、ハザにかけて乾かします。
稲刈り

稲刈り後

刈り取ってもすぐには食べられません。
まだ作業は続きます。

乾燥
刈り取り直後のお米は、水分が多いので、まずは「乾燥」を行います。
「はざかけ」といって、天日乾燥をする場合もありますが、今は機械による乾燥がほとんどです。

調整
乾燥が終わったら、お米の「調整」を行います。
刈り取ったばかりのお米を「籾」と言い、まだ殻に包まれているので、むいて取り除きます。
さらに、小さすぎたり色がついたりしたお米を取り除いて、「玄米」となります。

検査
玄米を30kg袋に詰め、農産物検査に出します。
この検査に通過したものだけが、みなさんに届けられるのです。

流通
玄米を精米し、5㎏や10kgなどの袋に分けてから、スーパーなど店頭に並びます。