農耕舎通信

国産ゴマは希少作物だったー自給率1%未満という驚きの現実

魚沼農耕舎ショップ店長の小島です。

私たち魚沼農耕舎では、メインの魚沼産コシヒカリだけでなく、3年前から、試験的にゴマの栽培にも取り組んでいます。

国産ゴマの生産量について、調べてみた

よく聞くのは、国内で消費されるゴマのほとんどが海外からの輸入で、国内産のゴマは全体の0.1%未満ということ。それは、本当なんだろうかということで、農林水産省の統計調査を見てみることにしました。

公的統計としは、昭和42年(1967年)を最後に「作物統計」の定例調査対象から外れている関係で、米・麦・大豆のように毎年公表される「作況調査」の統計表は存在しないということ。

それでも、農林水産省生産局生産流通振興課の調査をもとにした資料を見つけることができましたので、それを見ますと、国内のゴマ収穫量は約96tだということが、わかりましたが、なんとこの情報は2007年のものです。いかに、国内で生産されていないか、ということを表しているようです。

また、日本植物油協会によると2007年に輸入したごまは17万tとのこと、計算してみると、0.056%となり、やはり0.1%未満となります。

近年は国産ゴマ生産拡大のプロジェクトも全国的に活発に行われており、生産量が増えていることを願いたいところです。

雪国魚沼でのゴマ栽培への挑戦!

ひょんなことから国産ゴマ栽培推進活動をされている、九鬼産業株式会社様とのご縁を頂いて始まった、豪雪地魚沼での金ゴマ栽培も3年目となりました。

金ごまの種

金ごまの種

畝たて

畝たて

初年度は九鬼産業さんから頂いた、金ゴマの種を手押し播種機で撒いて、栽培を始めました。

3年目は酷暑の夏で、雑草までも元気を失う中、ゴマだけはとても元気にぐんぐん成長し、担当が頑張って、草取り、中耕などもうまくいきました。

ゴマは収穫後が最も大変です。なぜならば、雪国魚沼では秋の収穫後、ビニールハウスなどに立てかけて、自然乾燥することが難しいからです。早い年には11月初旬に30センチほどの積雪があることもある魚沼では、ビニールハウスは刈取り作業が終わったら、撤去してしまうものなのです。

1年目は汎用型コンバインで刈取って、鉄コンテナに入れて、通風乾燥し、その後の調製作業が難航し、ごまにするまでにとてもとても手間がかかりました。

昨年は、乾燥に失敗してしまい、収穫したゴマを出荷することができませんでした。満を持して3年目の今年は刈取り方法から見直し、仮払機で刈取り、屋内に立てかけて乾かし、手作業でたたいてごまの粒をおとし、穀物の色彩選別機にかけて、調製しました。

初めて栽培した魚沼産金ゴマの香りが高く、味の濃いこと。驚きました。

これをどのように、皆様にお届けするか。私たちの挑戦は続きます。