届いたお米、そのままにしていませんか?〜おいしさを守る正しい保管方法〜
最近、「定期便で届いたお米を久しぶりに開けたら黒っぽくなっていた」というお問い合わせをいくつかいただきました。店長の小島です。
お話を伺うと、お米が残っていたのですぐに食べることができずに、箱のまま部屋の隅に置いたまま、半年ほど経ってから開封されたケースが多いようです。
「以前も同様にしていたけれど、このようになったのは初めて!混じっているお米なの?」という悲鳴も聞かれました。そうしたお声を頂くと本当に心が痛みます。
実はこれ、お米自体というよりは、「保管環境」が大きく関係しているんです。
せっかくの魚沼産のコシヒカリを、最後までおいしく食べていただくために、保管のコツを改めてご紹介しますね。
お米は「生きている食品」です
お米は乾いているように見えますが、内部には水分や油分を含み、呼吸を続けている生きた食品です。
そのため、温度や湿度の影響を受けやすく、保管状態によって風味や見た目が変わってしまいます。
特にダンボールに入れたまま長期間置いておくと、通気が悪く湿気がこもりやすくなります。
保存していぬかに含まれる油分が酸化したり、緑色や黒っぽいカビがお米に生えてしまうこともあります。
精米と玄米のちがい
同じお米でも、「玄米」と「精米」では保存性が異なります。
玄米は外側のぬか層に守られているため、酸化の進行がゆるやかで、比較的長期間の保存に向いています。
一方、精米はぬかを取り除いた分、表面に残ったわずかな油分が空気に触れやすく、時間とともに酸化が進みやすい状態です。
その結果、精米したお米は
・香りが弱くなる
・つやがなくなる
・味がぼんやりしてくる
といった変化が出てきます。
「玄米はゆっくり熟す食品」「精米は新鮮さが命」と覚えていただくとわかりやすいと思います。
魚沼の生産者からのひとこと:おいしいうちに食べてほしい
私たちは、美味しい魚沼産のお米を、その時期に一番良い状態でお届けできるように心がけています。
お届けのタイミングに合わせて精米し、新鮮な状態で発送することで、「精米したて」のおいしさを楽しんでいただけるようにしています。
だからこそ、お客様には、ぜひ美味しいうちにお召し上がりいただきたいと考えています。
保存環境を整えればある程度は品質を保てますが、どうしても精米後しばらく経ってしまうと品質は落ちて行ってしまうことは否めません。
せっかくの魚沼産のお米ですので、「届いたら早めに開封して、できるだけ美味しいうちに食べ切る」ことを意識していただけるとうれしいです。
もし、定期便でのお届けでお米が余っていて困っている時は、お知らせいただければ、お届けの一部キャンセルや、延期することも可能です。
届いたらすぐ「開ける」「移す」が基本
お米が届いたら、まずダンボールを開けて中身を確認しましょう。
段ボールのまま長期間置いておくと、湿気や温度変化の影響を受けやすくなります。
おすすめの流れは次のとおりです。
・届いたらその日のうちに開封する
・外袋を確認して、異常がないかを見る
・清潔な密閉容器やペットボトルなどに移し替える
・直射日光の当たらない涼しい場所や冷蔵庫の野菜室で保管する
特に夏場や暖房を使う季節は、室温が高くなりやすいので、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。
もし、この時点で、お米に問題がある場合は、すぐにご連絡下さい。
おいしさを守る5つのポイント
お米の保管で意識したいポイントを、簡単にまとめます。
1. 直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所に保管する
2. 密閉容器に小分けして、湿気・虫・におい移りを防ぐ
3. 洗剤・香りの強い調味料・芳香剤の近くに置かない
4. 精米したお米は、1か月を目安に食べきる(暑い夏の場合、もう少し短めになります)
5. 夏場や高温期は、冷蔵庫の野菜室での保存を検討する
少し気をつけるだけで、お米の味わいがぐっと変わります。
お米のチェックリストで、ご自宅の保管状況をチェックしてみてください!
お米の保管チェックリスト
1.保管場所チェック
– ◎ 冷蔵庫の野菜室
– ○ 北側の涼しい部屋・床下収納(直射日光が当たらず、風通しが良い場所)
– × キッチンのコンロ周り・窓際・車のトランクなど高温になりやすい場所
– × 段ボールのまま玄関や廊下の隅、納戸に長期間放置
2.容器のチェック
– ペットボトルやチャック付き保存袋、フタ付きの米びつなど、しっかり密閉できる容器を使用
– 空気をできるだけ抜いてからフタを閉める
– 紙袋や段ボールのまま長期保存しない
3.量と期間のチェック
– 精米したお米は、1〜2か月で食べきれる量を目安に購入する
– 玄米は精米より長く持ちますが、数か月以内に食べ切ると安心
– 特に夏場は「まとめ買いをし過ぎない」ことも大切
4.やってはいけないNGポイント
– 段ボールのまま半年以上放置する
– 暖房機器の近くや直射日光の当たる場所で保管する
– 洗剤・芳香剤・香りの強いもののそばに置く
最後に
美味しい魚沼産のお米は、育てる段階から精米・出荷まで、たくさんの手間と時間をかけてお届けしています。
そのお米を、できるだけ良い状態で、最後のひと粒までおいしく召し上がっていただけたら、生産者としてこれ以上うれしいことはありません。
「届いたらまず開封」「早めに移し替え」「おいしいうちに食べ切る」。
この3つを心がけて、魚沼産コシヒカリの本来の香りと甘みを、ぜひお楽しみください。
