農耕舎通信

魚沼産コシヒカリの新米を炊くコツがあったら知りたい!

魚沼産コシヒカリの新米を炊くコツがあったら知りたい!

というお問合せを新米の頃になると通販で私たちの魚沼産コシヒカリを購入されたお客様から頂きます。

いつもと同じように炊いたけれど、上手くいかなかった。というものです。

何故、うまくいかないのでしょう?

ごはんが大好きで毎日、魚沼産コシヒカリを食べている、米食味鑑定士魚沼農耕舎の小島がちょっとしたコツをお知らせいたします。

そもそも新米って?

まず皆さんが持つ新米のイメージとは、収穫したてのお米というものではないでしょうか。

JAS法によりますと「新米」として、販売できるのは、その年の12月31日までに精米されて、包装されたお米ということになっています。

私たちの魚沼産コシヒカリの場合で言いますと、例年、9月20日ごろから新米をお届けしていますので、そこから12月末までということで、3ケ月ちょっとの期間だけが、新米をお届けできる期間ということになります。

新米と聞くと、だれもが美味しいお米の代名詞として、ピカピカのごはんを想像しますよね。

実際に、新米は水分がたっぷりなので特にピッカピッカ、つややかに炊き上がるのが、大きな特徴です。ひかり加減と味は比例する!と断言している舎員もおります。生まれてからずーっと何十年も自分の家で作った魚沼産コシヒカリだけ食べてきた人の言うことは重みがありますね。

おさらい、お米のとぎ方

見た目にも美味しい新米ですが、皆さんとぎ方はどのようにしていますか?

毎日、お米を炊く方はその数だけお米を研いでいると思うのですが、お米を入れた炊飯器の内釜にお水をジャーと入れてませんか?

「はい、私がやっていました。」

そして、そのあと、内釜の中でお米をガシッガシッと研いでいませんか?

「はい、私がやっていました。」すみません。_(_^_)_

米食味鑑定士のおすすめする魚沼産コシヒカリを美味しく炊くコツは、

1、内釜もしくはボールにお水を入れたところへ、お米を入れる。

※お米を先に入れたところにお水をジャーっとするのと違って、驚くほど水がきれいです。お米は水分があるといっても、乾いています。ですので、美味しいお水を吸わせるとこがとても大切になってきます。

2、透明なお水をお米に吸わせて、さっと水を捨てる。

3、もう一度、お水の中にお米を入れて、猫の手でゆっくりかき混ぜるようにとぐ。

※昔と違って、現在は精米技術が上がっていますので、ガシガシ研がなくても大丈夫ですし、逆に力強く研いでしまうことで、お米が割れてしまう原因になりますので、優しく優しく、お米を研ぐというよりはお水の中でかき混ぜるという感じがちょうどいいです。あまり、洗いすぎるとお米の美味しさまで流してしまいますので洗いすぎにご注意くださいね。

4、それを1~2回ほど繰り返してからざるにお米を開けて、水を切る。

※新米はお米の水分が多いため、きちんと切っておいた方が正しい水分量で炊くことが出来ます。

水分量はいつもと同じ?

新米は水分量が若干多めです。だから、ほんの少し少なめにして頂くと、つぶ感があって噛み応えのある炊き上がりになります。

お米を炊くときの水分量は、炊飯器ではだいぶ多めの量でラインが引かれています。炊飯器をお使いの場合は、一度、ご自身の炊飯器の内釜についているラインが、お米の量に対してどのくらいなのか、調べてみると自分の好みや自分の炊飯器の減らし加減がわかると思います。

水につける時間は?

2時間以上のつけおき時間はおすすめしません。なぜかというと、折角のお米の旨味が水の方に流れ出てしまうからです。

一度水に旨味が流れ出てしまうと、流れ出た旨味が入っている水(つまりはつけ置いていた水)でそのまま炊いても、旨味はお米に戻りません。

今の炊飯器はつけおき時間がないまま炊いても大丈夫なコース設定もされています。洗ったら、すぐ炊飯しましょう!

※個人的には、毎日、圧力鍋で炊いたご飯を食べています。圧力鍋は白米であれば、火にかけて5分で炊け、蒸らしに15分ほど、すぐご飯を食べることが出来ますので、20年近く、圧力鍋生活を送っています。

仕上げも大事!炊き上がったらすぐ混ぜて、空気を入れる

炊き上がったら、温度が高い状態、90℃から95℃の間のうちにご飯を混ぜて、空気を含ませる。そのことにより、お米粒の表面におねばの層が出来、透明感があり、つやのあるごはんに仕上がります。温度が下がってしまうと、白く濁ってごはんが固まってしまうので、注意が必要です。

まとめ

魚沼産コシヒカリの新米を美味しく炊くコツは、

その1、研ぐときのお水が先かお米が先かの順番を間違えない。美味しく透明な水をお米にまず吸わせる。

その2、水の量は若干少なめにして炊く(よりつぶ感を味わえます。)

その3、炊き上がったらすぐ混ぜて空気を入れる。

これから新米が美味しい季節です!

是非、農家直送、本物の魚沼産コシヒカリをご賞味いただければ幸いです。

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